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流行語大賞
2007.11.22 Thursday
毎年この時期になると「流行語大賞」の話題がそこここで取り上げられるようになる。
今年もすでに60語がノミネートされて12月初めの発表イベントを待つばかりとなっているらしい。「流行語大賞」と聞くと「ああもうそんな時期か…」としみじみ思うチクである。年末を予感させる一種の風物詩といっていいかもしれない。 ところで不肖チクはTVをほとんど見ない、雑誌も仕事の縁がなくなってからほとんど見ない。《今、世間で何が起こっているか》について、とりわけ芸能スポーツ分野について、猛烈に疎い人間なのだ。 だから流行語大賞のノミネートを見ると、たまに「へえーそういう言葉が流行ってたんだー初めて知ったわ」と感心することもある。流行語大賞にノミネートされたがゆえに流行語になった、という言葉も結構存在するんじゃないかと思う。 あるいは、一部の人たちの間でごく当たり前に使われていた言葉が何かのきっかけで全国的に広まり、新語だとは意識せず使っていた人たちが「え?それって新しい言葉?」と逆に驚く、というケースもあるんじゃないか。 言葉の誕生と流通を考えると、なかなか面白い。 で、2007年のノミネート・リストを眺めてみた。 良く耳にした言葉もたくさんある。 「ハニカミ王子」とか「宮崎のセールスマン」「年金」「千の風になって」「偽装食肉」「産む機械」「フードファイター」「お友達内閣」「赤ちゃんポスト」etc... 「どんだけぇ〜」も分かるぞ。たまにチクも使うもんな「それってどんだけだよw」とか。でもこれって別に今年流通した言葉じゃないんでは…? あ、「デトックス」も分かる。毒出しね、毒出し。私なぞ、精神的デトックスを図ってワインを痛飲したりパスタの大人食いしたりしてますわ。これは効くぞ〜〜身体にゃ悪いけどw 「そのまんまショック」。ありましたねー東国原英夫氏が宮崎県知事選で圧勝、与党大ショック。私としては、タケシ軍団のいぢられキャラだったはずのそのまんま東が、いつの間にか政治家になってた…というほうがずっとショックだけどなw 「猛暑日」。いやー確かに今年の夏は暑かった!トドなんて「夏は暑いもんだよ!」と私に説教しつつ自分がヘロヘロになってたもんな。なぜなら会社のクーラーがきつすぎて急性冷え性に陥ってたのだ、かわいそうに。確かにあれはジワーッと疲れが出るんだよね。その点チクは自宅だから適度なクーラーで快適〜〜と思いきや、「クーラー、利かないぢゃん!」で寝苦しい夜を過ごし、おかしいなあと思ったらリモコンを《暖房》にしてました>< (なぜ流行語なのか、も含め)意味が分からない言葉もある。 「ワーキングプア」「工場萌え」「奪回」「サミング」「マダム・スシ」……我ながら世間に疎い。どこをどうやったら工場に萌えるのか分からない。工場見学がひそかな大ブームにでもなったんだろうか? 行動半径10mの引きこもりチク、来年はもちっとアンテナ伸ばします。 セニョール、伸長。
2007.11.21 Wednesday
10月15日付けの記事「セニョール、見参。」で、カボチャ山を耕してブロッコリー《スティック・セニョール》の苗を植えた---と書いてから早や1か月余り。セニョールは冷たい秋雨にも負けず海岸から吹く北風にも負けず、青虫にはちょっと負けつつ(毎日せっせと青虫や卵を取ってやったがそれでも葉を食われちまった)、丈夫な茎を伸ばし、ここまで大きくなった。これで真ん中から花の芽が出てくれば一人前のセニョールなのだけど、このところ急に寒くなってきたのでちょい心配。冬野菜とはいっても日照時間が少ない山陰の冬でどこまで頑張ってくれるか…とりあえず根元に藁を敷いてマルチングしてやろうかなーなどと考えている。 ![]() で、これがセニョール山の全体像であります。 山頂に繁ってるのが苗から育てた第一次セニョール。その一段下には、遅ればせながら種から育てた第二次セニョールが居る(こいつらもなかなか頑張っている)。第一次セニョールの右に見えるのが衝動買いで連れてきたキャベツ群、その手前は---カボチャである。ここ、もともとカボチャ山だったもんで、残党(というより取り損ねの実)が芽を出してしまったのだ。「何も今になって芽を出さなくても(涙)」と思ったけれど、引っこ抜くのは可哀想なので「よしっ!行けるとこまで行ってみなさい!」と放置してある。 あー他にも白菜やタァサイ群がいるし…さらに我ながら無謀な計画も立ててるし… 農婦に休みは、ないのであります。 「おこしやす」と「おいでやす」
2007.10.24 Wednesday
先日、知人に招かれた会食で、ある年配の方お2人とお話しする機会があった。
いずれも一言発しただけでそれと分かる関西弁である。仮にAさんBさんとしておこう。 Aさんが私に 「チクちゃんの話す言葉は、ここらへんの訛りがないねえ」 と言うたのがきっかけで、方言の話題になった。これがなかなか面白かったのだ。 気さくな方々でもあり「AさんBさんは関西弁ですよねー」と水を向けたチク。 Aさん「関西弁いうても色々やでー大阪に京都に神戸。同じ大阪でも船場の商売人の言葉は他と違うしな」 Bさん「関西の商売人の言葉は、あら”腹芸”の出し合いや。使い方間違うとエライ目にあうで」 Aさん「ホンマやなー。ワシとこも、よそから転勤してきた若い営業のニイちゃんがやって来ては、慣れん大阪弁を使いよんねん。聞いてて可哀想になるで。ウチの担当が『おおきに、考えときまっさー』てあしらったら『おおきに、おおきに』て飛び上がって喜んでたりしてな」 Bさん「それ、暗に断られてるのに喜んでるやないか…」 チク「はあーそのへんの呼吸がつかめなければダメなんですね」 Aさん「ま、それは大阪に限ったことやないけどな」 Bさん「京都なんか”腹芸”言うか殆ど”暗号”やで」 チク「あ、『ぶぶ漬けでも』とか言うの、何かで聞いたことあります」 Bさん「うん、『ほな、よばれます』なんて茶漬け食うたら毒入れられるで(笑)」 Aさん「そーいえばチクちゃん、京都の店の『おいでやす』と『おこしやす』の違い、分かるか?」 チク「え?どっちも『いらっしゃいませ』の意味じゃないんですか?」 Bさん「ふふふ(笑)Aさんは京都中どこ行っても『おこしやす』だろうな」 Aさん「んなコトあるかい!(笑)」 チク「?????」 Aさん「『おいでやす』は一見さんに使う言葉で『おこしやす』は常連さんにしか使わん言葉や。アンタがどっか料亭に入るやろ、ベテランの仲居さんが『おいでやすー』と挨拶したら、その声を聞いた板場の人間は『ほな適当に作っとこ』となる。もし仲居さんが『おこしやすー』と挨拶したら、板長が一番いいネタを出してくる。そういう寸法や」 チク「なるほどー面白い!」 Aさん「京都なんて応仁の乱の頃からそうやで」 Bさん「アンタ、その頃から生きとったんか」 最後はほとんど漫才ののりでおおいに笑わせて貰ったことである。関西の人の(とまたひとくくりにしたら怒られるだろうが)会話は面白い。これがまた、”観客”というか”聞いてる人間”が居ると一段とノってくるように思うのだ。おそらく関西人の体内には生まれつきお笑いDNAが多く存在するのだろう。 なるほど、関西弁は”腹芸”か---これは分かった者同士でないと出来ないことである。いくら”腹芸”を見せても、見せられたほうが意味を解さなければ仕方がないのだから。とすればこの”腹芸”、人間関係の軋轢を避ける高度な処世術と言えるかもしれない。 ポジティブ・シンキング。
2007.10.17 Wednesday
どうもカタカナで書くと調子が狂うな、「シンキング」じゃ沈んじゃうよ流し台だよ、・・・まぁいっか。Positive Thinkingって言葉自体、微妙にヘンだし。
実家に戻ってほぼ2年、未だに、ウン十年に渡る東京時代の引っ越し荷物を完全にはほどいていないグータラ野郎であります。本来はお客様用である「離れの間」はワタシの本と洋服で溢れ返り、足の踏み場もない。よって泊まり客はもれなく「お正客様の間」(と言えば聞こえはいいが、要するに仏壇のある部屋と、その次の部屋)に寝かされることになる。ごめんよ、お客人。 で、グータラ野郎が時折、本をあさりに「離れの間」に行っては、そのまま読みふけっていい気持ちで寝てしまい、夜になって家人の「チク〜〜どこ〜〜」と呼ばわる声で目を覚ましたりもするのであります。 今日もそんな「離れの間」で発掘した懐かしの一冊、 斎藤澪奈子女史(2002年没)の『超一流主義』。1993年マガジンハウス刊。 いや、面白い面白い。「下着」から「宗教」まで、全てを”アッパー”と”ロウワー”でバッサリと斬ってしまう、その潔さ。どうやらその価値基準は、斎藤女史の”10年間余りのヨーロピアン・ハイソサエティ生活”に拠るものらしく、文章に登場するブランド名がやたらめったらイタリアンの列挙だったりして・・・ボディコンスーツの肩パッドの如き突っ張り具合が、なんだか可愛らしく思えるのも、ワタシが年を取った証拠だろうか・・・ それと、この本に出てくる斎藤女史の写真、とにかくアイラインがすごい。クレヨンで描いたんか?!と思うほどのバチバチなメイク。「そういえば、こういう化粧、ヨーロッパのマダムがよくやってるよなー」とこれも懐かしく思い出した。彼女ら、ファンデーションは一切塗らなくてもアイメークは一様に強烈。上まぶたも下まぶたも、クレオパトラのような青い縁取りだし。 とまれ、「こんな時代もあったね」と、時代の空気を久々に吸わせてくれた一冊でありました。だから本漁りは止められない。 セニョール、見参。
2007.10.15 Monday
![]() 久々に庭仕事をしている。 草刈りを庭の3分の2くらい果たしたら”ハイジの寝床”にして5つくらい出来た。おじいさんとペーターとクララの分もありまっせ!ってなもんだ(ロッテンマイヤーさんのも…一応ね…)ここ数日、刈っては乾かし、乾かしては燃やし、を繰り返している。草焼きの匂いは、遠くから漂ってくるぶんには結構好きなのだが、自分が焚き火番をするとなると話はまた別。ケムいわ熱いわ面倒だわ。しかもハイジの寝床である。いっそトドが軽トラでブーッとどっかに持っていってくれないかとひたすら願っている(トド、読んでる?) さてさて、元・カボチャ山の草刈りして頂上を耕して新たに植えたのが、我らが《スティックセニョール》の苗であります。スティックセニョールはブロッコリーと中国野菜のカイランを交配したもので、ブロッコリーのポッテリした実(というかつぼみ)の代わりに、ほっそりした茎と小さなつぼみが付くんだそうな。 不肖チクは菜の花が大大大好き。花が開く前に刈り取り、さっと茹でて、おひたしにするも良しサラダにするも良し、アンチョビと一緒にスパゲッティにしたらもう最高。しかし店で買うと異常に高価い。ゆえに春先になると道を隔てた叔母ちゃん家のナバナ畑にザルと包丁持って毎日出かけてはせっせと刈り取りしていて、それを二階から見下ろした妹ニョモが「姉ちゃん…包丁持って長靴でニマニマ笑いながら畑に行くのって、不気味だよぅ…」と忠言をくれたほど(彼女の脳裡を横切ったのはきっと「許してつかぁさい!」であろうと推察する)。 それが嗚呼! いよいよ自分の庭で育てたナバナを思いっきり食べられるのだ!(セニョールはアブラナ科なのだ)いいね〜ナバナのオトナ食い!ラテンの血が騒ぐ。 ---それにしても、なんでミスターでもムッシュでもなくセニョールなんだろ?ネーミングした人にぜひ訊いてみたいものである。 収穫祭2007
2007.10.06 Saturday
このところ、というよりバカンス=入院生活=から戻って以来このかた、養生していたこともあってすっかり畑をほったらかしにしていたチクである。
いつの間にか庭は草ぼうぼう、本格的な秋を待たずして、なんとなく《末摘花のお屋敷》というか《和風・嵐が丘》というか、そんな風情を漂わせていたのであります。 で、数日前から「これでは、いかん!」と庭に出て草刈りをしてたき火をし---とりあえず草刈りはしなければ!というのは、雑草は今のうちに刈って焼かないと種があちこちに飛ぶのであります。うちの庭で翌年雑草が「こんにちはー」するのはまだしも、ご近所にまで種が飛んだら大顰蹙(実際、草刈りしてない庭を見て「あらまあ」と顔をしかめるご近所もおいでになるわけで)。 さて、家の周りの庭をぐるっと回って草を刈ったり引っこ抜いたりしていると、思わぬ収穫がありました。 あら、イチジク、なってるじゃん。そういえば春先にトドに剪定してもらったっけ、剪定の効果でますます元気に枝葉を茂らせたイチジクが、すごい勢いでポッテリポッテリ実をつけているのでした。 あらら、栗も、なってるじゃん。今朝、妹ニョモを動員して栗拾い。小さいのはほっといて大きいイガだけ拾って、洗面器山盛り2杯ぶんくらいになりました。(しばし廊下に置いておいたら、クソ猫ヤジコが取りだし蹴り回して遊んでいた…) カボチャもキュウリもナスビも、ゴーヤもなってる。ゴーヤは収穫せぬままに黄色く熟して落っこちてたのがあるので、おそらく来年は自然に生えてくると思われる。 初夏に植えた青紫蘇も、いつの間にかシュンシュンと穂を伸ばして茂りまくってるので株ごと切り取って穂紫蘇と葉にわけましたわ。穂紫蘇は明日、実をこそげとって味噌煮&醤油漬けにする予定。たらい一杯分くらいあるので、実を取るので半日かかりそう。葉のほうは塩もみしてから唐辛子醤油に漬ける予定。いわば《和風エゴマ葉の漬け物》ってところですな。 というわけで、猛暑だったせいか、10月の声を聞く今になってもまだダラダラと夏系野菜が収穫できるのであります。っと今日はブロッコリーの苗を買ってきたんだった(@58円、農協の店で)。これも明日植えて、そろそろ畑も冬じたく。 曼珠沙華。
2007.10.05 Friday
このところ、近所の土手といわず田んぼの畦といわず、あちらこちらに群れ咲いているのがヒガンバナである。 9月の下旬頃は、遠くから見て「あの赤い固まりは何だ?!」と一瞬ドキっとした。 それくらい突然に群れ咲く。あちらに一群、こちらに一群、といった具合だ。葉も茂らないのに知らぬ間にすっと茎だけが伸びて、その色合いと質感がまた、同じ赤でも、生成木綿のようなチューリップともビロードのようなバラとも違う、飾り細工のようだ。 子供の頃、ヒガンバナに触ってはダメ、と言われた。 「毒だから」 確かにヒガンバナは花から茎、根まで、これ全身アルカロイド系の有毒らしい。 だから昔は田んぼの畦に植えて虫やネズミを追い払うのに利用された。 そして、墓地にも植えていた---土葬後の墓を、動物に食い荒らされないために。 子供の頃、ヒガンバナを摘んで持ち帰ったら叱られた。 「家が火事になるから」 毒であることを別の言い回しで諭したのかもしれないが、確かにあの禍々しい赤は、わざわいを招くと言われたらそうかもしれないと思えてくる。 少なくとも部屋で活けて眺めるような花ではない。 別名を曼珠沙華という。 いかにも仏典に由来しそうな漢字名、そして「まんじゅしゃげ」という語感が、あの花のたたずまいにしっくりくる。なんでも法華経に由来するそうで、”天上に咲く花”という意味もあるそうだ。 初秋の晴れやかな空のもとに、手を天にさしのべるように地上に群れ咲く曼珠沙華は、いったい仏様のどういう思し召しなのだろうか。 アヤしい胡椒。
2007.10.02 Tuesday
『泰國政府註冊 手票第一家・・唯一千足正胡椒粉』 『Hand Brand No.1! Ground white Pepper』 そして何やらさっぱり分からんタイ語の文字もある。 どうやらこれはタイ産のコショーであるということは理解した。 しかしそんなのどうでもいーのだ。 なんですか、このイラスト? 缶の真ん中でグイっと親指立ててるし。 いえね、タイで「一番!」って時はこうするんだろうけどね、いきなりニョッキリ親指立てられても、こっちも戸惑うんだよねw 戸惑いつつ、妙にキッチュで妙にアジア魂をくすぐるパッケージ、放っとけないじゃないか(ちなみに実物はもっと毒々しい原色系の、ベコベコの缶である)。 頭ん中にはなぜかパフィーの名曲『アジアの純真』のメロディーが。♪しーろーのパーンダをー どれでもー全部並べーてー♪ あまりの迫力につい買ってしまったじゃないかーーしかも半ダースもww で、買ってから気づきました。賞味期限が1ヶ月前に切れてたことに… 現在、あたくしの仕事机の隅っこに鎮座してます。さっき夜食のラーメンにかけようと思ったら、どうやっても蓋が開かないんだよコイツ!どこまで笑わせよんねん。 【石見銀山】芋代官さんの話〜井戸神社
2007.10.01 Monday
![]() 今日、たまさかお知り合いの方を地元の世界遺産・石見銀山にご案内し、井戸神社の前を通ったので、このシブーい神社のエピソードをひとつ。 ********* 1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康はすかさずお宝山・石見銀山を毛利氏から取り上げ、《石見銀山は徳川家のもの!宣言》をしました。それから256年に渡って、石見銀山は「石見銀山附御領」つまり徳川幕府直轄の領地となり、あまたの役人が幕府から派遣されて、この地を治めたわけですが--- 歴代59人の奉行・代官の中でも最も現地でメジャーなのが(異論はあるでしょうが)第19代目の代官、井戸平左衛門正明公でしょう! なんてったって、ニックネームをつけられた代官さんはこの人しかいません! 人呼んで、『芋代官さん』。 「なんだ、イモかよーー」と言うなかれ。 このニックネームの背景には、かなり泣かせる話があるのです。 |